決着。~2021年SMBC日本シリーズ第6戦観戦記~

皆様こんにちは。冨土屋製菓本舗の中の人、オリックスファンのぴーです。

今シーズンのプロ野球全日程が終了しましたね。今季も5回ほどでしょうか…球場での野球観戦を楽しみました。その最後の試合観戦は2021年11月27日、ほっともっとフィールド神戸で開催されたSMBC日本シリーズ第6戦。延長12回までもつれ込みながら惜しくも1点差で勝利を逃し、ホームグラウンドで敵陣の胴上げを献上するという、今後の球史に残るであろうヤクルトとの因縁の対決でした。

11月下旬の野外での野球観戦…行き方に悩む。服装に悩む。

この試合を観戦できると決まった際は自宅より電車を使っての観戦を考えていたのですが、第1戦から第5戦まで接戦が続き、試合展開によって試合途中での帰宅を余儀なくされるのを防ぎ、どのような展開になっても最後まで観戦したいという思いがあったので、車で出掛けることにしました。

その日午前中は会社にて節分豆「助六」の生産作業を行い急いで帰宅。急いで着替えて次男坊とさあ出発!

と意気込んでいたところ…

まあ所により雨という予報でしたので、自宅から車で移動したものの、湾岸線を走っている最中はなかなかの降りっぷり。寒い中の雨中観戦を覚悟しつつ、神戸に移動しました。

するとハーバーハイウェイ走行中、第6戦の勝利を予感させるような稀に見る光景を目の当たりに。それは…

切れ目のないアーチ状の虹。今日のバファローズの勝利を期待させる見事なアーチでした。

球場へ行く前にちょっと寄り道。神戸空港展望デッキ。

今回、球場へ向かう前に神戸空港へちょっと寄り道。京阪神で3つあるうちの一番新しい空港、神戸空港です。大阪府にある関西国際空港や大阪伊丹空港と比べると規模的にやや小さくはなりますが、まだ開港して15年、さすがまだ設備全体がものすごく綺麗です。

展望デッキは駐機場の正面にあり、そのすぐ向こうに滑走路があるので、駐機時の搭乗者の行き来や飛行機の離着陸を、関西空港や伊丹空港と比較しても迫力があります。また今回駐機していたスカイマークとFDA(フジドリームエアラインズ)は関西ではここでしか見られない航空会社です。

展望デッキを囲むフェンスは部分的にメッシュ部分がカットされており、写真を撮る際はそのスペースを使うとフェンスのメッシュが邪魔になることがありません。これもどなたかのアイデアなんでしょうね。

ほっともっとフィールド神戸、我が家流の駐車場大混雑対策

さて球場に向かいます。ほっともっとフィールド神戸の最寄り駅は、神戸市営地下鉄・西神山手線の総合運動公園駅。総合運動公園に駐車場があるのですが、試合終了直後の混雑度合は半端ないものなので、ほっともっとフィールド神戸での観戦の際はたいてい、総合運動公園駅の隣、名谷駅近くの駐車場に停め、ダイエーで食料品を調達してから1駅だけ電車移動しています。コロナ対策で観衆は多くても15,000人程度で、通常の半分程度になるので混雑は大したことないのかな…とも思いましたが、いつもと同じ方法を取りました。

神戸市交通局のエコファミリー制度は絶対お得。子供2名まで無料!

名谷駅から1駅移動する際に利用した、神戸市交通局の「エコファミリー制度」。 有人改札に「エコファミリーです」と申し出ると、土曜日・日曜日・祝日は大人1人につき小学生は2人まで無料で乗車できるという制度があります(詳細はこちら>>神戸市交通局沿線ナビ「エコファミリー制度」)。

写真のように子供用の最大区間の回数券を1枚、無料で受け取ることが出来ます。もちろん期間中は終日この制度を利用できるので、総合運動公園に着いた際に、帰りの切符も先にもらうことが出来ました。

首都圏では小田急電鉄でも2022年春より小児IC運賃に限って、小田急線内一律50円に引き下げると発表されています。 子育て世代の外出にはとても嬉しい制度ですよね(詳細はこちら>>小田急、子供のIC運賃を一律50円に。2022年春から)。

球場に到着。さすが元本拠地、バファローズ要素がそこらじゅうに見受けられます。

球場前では、ここ最近では珍しく「チケット譲ってください」と書かれた紙を持った方がちらほら見受けられました。それだけこの試合が野球ファンにとっては観戦したいという強い気持ちの表れなのでしょう。

球場に到着後は寒さを忘れて試合観戦…でもやっぱり寒かった。

今回の観戦で忘れてはならないのが「寒さ対策」。もうすぐ12月という気候での野球観戦は正直未体験ゾーン。でもいちばん上にはユニフォームを着たいという思いから、こんな格好になりました。

さて試合開始の時間が迫ります。オリックスの先発投手は絶対的エースの山本由伸。最近の球場では珍しくフィールド横にブルペンがあり、試合開始前に先発ピッチャーの肩作りを見ることが出来ます。もちろん試合途中でも、中継ぎ投手の投球練習が見られます。

前回のブログで紹介した#42坂口智隆。兵庫県出身。嬉しい地元での日本シリーズメンバー入りです。

いよいよ試合開始。寒いなんて言ってられません!

そして試合開始…山本由伸本人がチョイスした曲がスタジアムに流れます。

スタジアム全体が緊張に包まれます。そして試合開始。あまりにも白熱した展開で、6階が終わる頃まではトイレにも行かず野球観戦に没頭。球場に着いた際に頬張ったダイエーのおにぎり2つを食べただけで試合中は観戦に没頭。正直ブログ用の撮影も忘れており、バファローズ山本とスワローズ高梨の白熱した投手戦を見入っておりました。

今回雀の玉子、黒こしょうカシュー、あーもんどエスプレッソと、多彩なお豆さんを連れての観戦でしたが、それらを代表して今回ご紹介させて頂くのがこれ。

名付けて「一度やってみたかったシリーズ『極寒の環境でスーっとする豆菓子を食べてみた』」。

山椒の風味がスーーッと抜ける「山椒あーもんど(山椒マシマシ)」。アーモンドの素焼き生地の周りに、山椒をたっぷり塗してコーティングしています。食べるごとに大好きな山椒の風味が鼻をスーッと通り抜けます。

寒さのあまり、震えが止まらなくなりました(笑)

今季ペナントレースでは実施されなかった延長戦に突入。

山本由伸が9回141球を投げ抜き、その裏サヨナラのチャンスを生かしきれず無得点となってしまい、今季のペナントレースでは実施されなかった延長戦に突入します。

通常5回裏終了後に行われるグラウンド整備ですが、延長戦突入に伴い9回裏が終了したと同時に再度丁寧に行われます。バウンドするボールのイレギュラーを防ぐためでなく、選手の思わぬケガを予防する意味もあります。

延長戦も息詰まる投手戦が続きます。

今季の日本シリーズはコロナ禍での開催ということもあって、トランペットでの応援は禁止され、鳴り物と手拍子での応援となっていたのですが、ほっともっとフィールド神戸では通常時の開催でも、22時を過ぎると鳴り物での応援は一切禁止。この状況は応援団の方々も今季初めての状況とのこと…打ち合わせをしながら指揮をとっていました。

試合時間5時間、延長12回の死闘の結果…

12回表、地元狭山ボーイズ出身・ヤクルト川端慎吾のレフト前タイムリーで追加点はヤクルトに。その裏ランナーを出しながらも無得点に終わってしまったバファローズ…この時点で競りに競った今季の日本シリーズの決着がつきました。

バファローズの選手の皆さんに心の底からありがとうと言いたい。

まずはヤクルトスワローズの皆さん、そしてスワローズファンの皆様、日本一おめでとうございます。バファローズファンとしては無念の気持ちでいっぱいではありますが、選手たちは必死になって戦ってくれた…徐々に労いの気持ちへと変わっていきました。

周りのオリックスファンも同様なのでしょうか、監督、コーチ、選手の皆さんが再度グラウンドに出てきてスタンドに挨拶。この時球場全体に響き渡った大きな拍手は、忘れられないものになりました。

間違いなく生涯の野球観戦の中で、最も応援に必死になって、最も悔しい思いをしましたが、選手たちに対して最も感謝の気持ちを込めた拍手を送った試合と言えそうです。

今季最後の観戦、寂しさを感じながら球場をあとにしました。

2021年シーズン終了直後のうれしいニュース

シーズンが終わり、外国人選手の帰国や退団のニュースなど、日本シリーズが終わってからは寂しいニュースもありますが、そんな中バファローズファンにとって嬉しいニュースが飛び込んできましたね。山本由伸と宗佑磨のゴールデングラブ賞受賞!

今季のバファローズは若い選手の活躍が目立ちましたが、20代後半の選手がこうやって球界を代表する選手になっていくのは、これからの選手の見本となっていくのでしょう。そんな中でのこの2人の受賞、来季の活躍と若手の成長はこの時期から楽しみになってきましたね。

コロナ禍はまだまだ続きそうな感じではありますが、少しずつコロナ前のような盛り上がった応援と選手たちのグラウンドでの全力プレーを目に焼き付けたいものですね。

来年も楽しみましょう!最後までお読み頂きありがとうございました。2022年こそ、全員で頂点へ…頑張れオリックスバファローズ!!

この記事を書いた人

中の人ぴー

豆菓子屋の職人として奮闘中!オリックスバファローズの大ファンで、電車やバスを使った旅が大好きな「中の人ぴー」です