令和6年(2024年)3代目社長の年頭ご挨拶

事務所の御鏡とお雑煮
事務所の御鏡とお雑煮

この度の能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

令和6年も、よろしくお願い申し上げます。

平素は冨士屋製菓本舗をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。 そして、ネット通販の楽豆屋をご利用くださり、ありがとうございます。
改めまして、令和6年の新春明けましておめでとうございます。
昨年もたいへんお世話になりました、ありがとうございました。

工場包装場の御鏡とお雑煮
工場製造現場の御鏡とお雑煮(昆布の位置が間違えているし干し柿と橙の絶妙なバランス)
工場包装場の御鏡とお雑煮
工場包装場の御鏡とお雑煮(昆布の位置が間違えているし干し柿と橙の絶妙なバランス)

 

昨年令和5年の年末も、毎年同様、卸販売、ネット販売、工場直売セールの準備、そして、年内の節分豆の出荷準備に追われました。
特に、今年は大規模な工場の改修が重なり、11月下旬に約1週間、工場の製造がストップしました。
それも見越して11月初めから、かなりの製品を作りだめし、在庫をストックしておきましたが、12月の年末繁忙期が始まると、それも瞬く間に在庫が
減っていきました。
ありがたいことに、各取引先から年末までの納品でご注文のFAXが届くし、年内納品の節分豆の注文もくるし、ネット通販の楽豆屋の方も、ドンドンとギフトの注文が入ってくるしと、うれしい悲鳴をあげていました。
日々、在庫数と受注数と生産予定を調整しながら、なんとか納期に間に合うように、二人の職人はもちろん、私自身も現場で必死に豆菓子を作り続けました。
特に、女性のスタッフさん達は、土曜日も出勤で、夕方も1時間延長で頑張ってもらったおかげで、なんとか予定の年内出荷を終えることができました。

一昨年から引き続く原材料の値上がり、そして包材、資材の高騰、光熱費、最低賃金など諸経費の値上がりなどで、楽豆屋の単品、ギフト共に昨秋には値上げを余儀なくされました。 皆様にはご理解を頂き、引き続きご愛顧を頂いておりますことを心より感謝申し上げます。

社長の写真
社長と孫

令和6年(2024年)は、創業111年の節目

創業大正2年(1913年)の冨士屋製菓本舗は、本年おかげ様で、イチイチイチの語呂がいい創業111年目を迎えます。
それでも私自身は、家業に入ってから30年以上、先代から社長を引き継ぎ13年余りなので、正直100年以上の暖簾の重みを感じてくるとはありませんでした。

しかしながら、この変化の激しい時代で、「創業1913年、今年で111年目となります」と話しをすると、皆さんは一様に驚いてくださいます。

本年令和6年は、なにか創業111年にふさわしい、なにか新しいことにチャレンジできたらと思います。
具体的には、昨春入社した長女と妻、そして中の人ピーとして頑張ってくれている白浜君と相談しながら、進めたいと思います。




111年目に豆菓子の美味しさを再認識し、そして新たな販路開拓を目指して

コロナ前までは、弊社の主力であったお土産向けのOEM生産が、コロナによって急減速しました。 昨年やっとコロナの収束に向かい、規制も緩和されたことで、弊社のお土産向けの出荷もほぼコロナ以前に戻ってきたようです。

そしてありがたいことに、現在、新しい販路開拓で新規のご商談や商品開発、OEM生産などのお話しを頂くようになってきました。
そうした中で最近感じるのは、昔ながら豆菓子の美味しさが、みなさんに再認識されてきているのと同時に、豆の素朴な美味しさや、豆と言うものがそもそも縁起ものだと言うことなど、豆菓子が見直され始めていると感じています。

残念ながら、すでに大阪で豆菓子を作れる会社は、数軒、おそらく全国的にみても20軒前後に減ってきました。
冨士屋製菓本舗は、これからも伝統的な豆菓子の作り方を守りつつ、豆菓子の美味しを新たに発見してもらえるように、色々なことにチャレンジして行きたいおもいます。

まずはそばにいてる家族から笑顔にし、次はお隣さん、そのまたお隣さん、そうやって繋げていけばきっと
悲しい思いをされている方のところに笑顔が届けられるはずと思っております。
大切な時間に豆菓子がいつもあり、『豆菓子を食べていた時のあの光景が目に浮かんでくる』そう言っていただけるように
食べた瞬間に笑みがこぼれるような、豆菓子作りを今年もスタッフ一同心がけ、がんばってまいります。


今年令和6年の正月は、令和4年に生まれすっかり大きくなった孫娘が、長女夫婦に連れられて遊びにきてくれました。
2日は、先代から北野家恒例の三輪明神さんへ初詣参拝し、今年一年の家内安全と商売繁盛を祈念してきました。

どうか本年もよろしくお願い申し上げます。

店舗情報案内

住所:大阪府富田林市須賀2-20-2 
株式会社冨士屋製菓本舗 本社工場
TEL:0721-52-2966 

豆菓子の販売は、進物や自家需要の大袋もございます
ご進物などはあらかじめお電話を頂いておりましたら
お待たせする時間を少なくしスムーズにお買い求めいただけます

営業時間:9:00~17:00
土・日曜、祝日はお休みを頂いています

駐車場のご用意もございます(工場前スロープに駐車可)
電車でお越しの際は『南海高野線滝谷駅より徒歩4分』

この記事を書いた人

豆菓子屋の3代目の社長

豆菓子屋の3代目にして、無類の野球好き、主に地元の京セラドーム大阪で、福岡ソフトバンクホークス戦を熱烈観戦